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縮毛矯正は、しっかりかけるほど良いと思われることがあります。
もちろんクセを伸ばす力は必要です。でも、髪の状態を見ずに強くかけると、仕上がりが硬く見えたり、毛先が扱いにくくなったりすることがあります。
私はくせ毛なので、ここをかなり気にしています。

夏は湿気でクセが出やすいので、「今回はしっかりお願いします」と言われることも多いです。
その気持ちはすごくわかります。
汗をかいても広がらないようにしたい。朝のアイロンを減らしたい。
せっかくやるなら長持ちさせたい。
たしかに、そこ気になりますよね。

ただ、強さは一種類ではありません。根元はしっかり整えた方がいいこともありますし、毛先は優しくした方が自然に見えることもあります。
カラーを繰り返している部分、以前に縮毛矯正をしている部分、乾燥しやすい部分。
それぞれ同じ扱いにはしません。

縮毛矯正の強さの話_20260612_1

先日も、施術中に「ここは少し弱めにしますね」とお伝えした場面がありました。
見た目には全体が同じ髪に見えても、触ると場所によって状態が違います。
根元は元気だけど、毛先は少し繊細。
表面は乾燥しやすいけど、内側はクセが強い。
そういう差を見ながら薬剤を調整します。

アイロンの入れ方も同じです。真っ直ぐ伸ばすだけではなく、少し丸みを残したい場所もあります。
特に顔まわりや毛先は、自然さに関わります。
縮毛矯正後に「いかにもかけました」という感じではなく、乾かしたら普通にまとまる。
私はそのくらいの仕上がりが好きです。

夏前に縮毛矯正をするメリットは、湿気に負けにくい土台を作れることです。
でもその土台は、硬ければいいわけではありません。
扱いやすくて、触った時に無理がないこと。家で乾かしても収まりやすいこと。
この時期はそこを目指したいです。

家でのケアは、熱を当てすぎないことも大切です。
縮毛矯正をした後は、毎朝高温のアイロンを全体に通すより、気になるところだけ軽く整えるくらいで十分な場合があります。
せっかく整えた髪を、毎日頑張らせすぎないようにしましょう。

縮毛矯正の強さは、気合いではなく設計です。髪に合わせて、必要なところに必要な分だけ。そこは安心して任せてもらえるように、丁寧に見ていきます。
次回は、縮毛矯正後のカラーの順番について書きます。