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和泉市 大人世代 カラー剤を混ぜる前に  

2026年10月15日 | BLOG|サロン情報やスタッフの日常はコチラ|ビヨウシツトリコ

こんにちは、米谷です。

カラーや縮毛矯正の薬剤を作る前に、私は少しだけ手が止まることがあります。
もちろん迷っているというより、もう一度髪の状態を整理している時間です。根元と毛先の違い、前回の履歴、乾燥している場所、クセの出方。薬剤を混ぜる前の数分は、けっこう大事です。

美容室の日常の中では、薬剤を作る作業はとても自然に行われています。
でも、髪は場所によって状態が違います。表面は紫外線で乾燥していて、内側は元気。根元は新しく伸びた髪で、毛先はカラーやアイロンの履歴がある。全部を同じように扱うと、仕上がりに差が出ることがあります。

先日、カラーの準備中にお客様が「毎回同じ色でお願いしているつもりでも、髪の状態って違うんですね」と言ってくださいました。そうなんです。季節でも違いますし、前回からの過ごし方でも変わります。夏は紫外線、冬は乾燥。子育てや仕事でアイロンの頻度が増えたり、逆に結ぶことが多くなったり。髪は生活をかなり反映します。

40代のお客様とは、髪の変化について話すことも多いです。
「前より毛先がまとまりにくい」
「トップが少しぺたっとする」
「白髪染めを続けながら、暗くなりすぎたくない」
このあたりは、同年代としても実感があります。無理に若く見せるより、今の髪に合うきれいさを作る方が自然だと思っています。

薬剤選定は、見えない部分の仕事です。
仕上がった時にお客様が一番見るのは色や手触りですが、その手前には小さな判断がたくさんあります。少し弱める、少し時間を置く、毛先は塗り分ける。派手ではないですが、私はそういう慎重な工程を大事にしたいです。

お客様から「お任せします」と言っていただくこともあります。
その言葉は嬉しいですが、同時に責任も感じます。お任せだからこそ、髪に無理をさせすぎないこと。今だけでなく、次回も扱いやすい状態を残すこと。そこを忘れないようにしています。

薬剤を混ぜる前の小さな沈黙は、私にとって髪と相談している時間です。
今日もその数分を大事にしながら、無理のないきれいを作っていきます。

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