こんにちは、米谷です。
シャンプー台にご案内した時、お客様の力が少し抜ける瞬間があります。
座って、首を倒して、目元にタオルをのせる。そこから会話が少し静かになる方もいれば、「ここが一番楽しみです」と言ってくださる方もいます。
美容室の中でも、シャンプーの時間は少し特別だと思っています。
カットやカラーは鏡を見ながら進んでいきますが、シャンプー中は目を閉じて過ごす時間です。仕事のこと、家のこと、お子さんのこと、いろいろ考えていた頭が少し休まるような時間になればいいなと思っています。
先日、シャンプー後にお客様が「一瞬寝てました」と笑ってくださいました。
その方は、普段お仕事と家のことでかなり忙しくされている方です。カウンセリングでは髪の広がりの話をしていたのですが、シャンプー台に移動した途端、少し表情がゆるんだのが印象的でした。美容室に来る目的は髪を整えることですが、こういう一息の時間も大事なんですよね。
40代になると、髪の悩みだけでなく、疲れが髪や頭皮に出ることもあると感じます。
頭皮が硬く感じたり、トップがふんわりしにくかったり、毛先が乾きやすかったり。全部を年齢のせいにする必要はありませんが、変化に合わせてケアを変えていくことは大切です。
シャンプー中に頭皮の状態を見ることもあります。
乾燥しているのか、皮脂が多いのか、強く洗いすぎていないか。原因がわかると早いです。家でのシャンプーの仕方や、ドライヤー前に使うものを少し変えるだけで、扱いやすさが変わることもあります。
お客様には、毎日完璧なケアをしてくださいとは言いません。
忙しい日もありますし、帰ったらすぐ寝たい日もあります。だからこそ、続けられることを一緒に探したいです。シャンプーの時に頭皮を爪でこすらない、乾かす前に毛先だけ保湿する、根元から乾かす。小さいことで十分です。
シャンプー台で少し力が抜けて、髪も気持ちも整う。
そんな時間を作れるように、力加減やお湯の温度も丁寧に確認していきます。


